メッセージ
-
2016.05.18
No.7「技術者不足の現状からの脱皮」
まず、現状を認識してみる事から始めましょう。昨年の暮れに我家の暖房用ボイラーの交換工事を、地元の設備屋さんに施工して貰いました。22年間使ったセントラルヒーティング用のボイラーでしたが、昨シーズンの使用で限界に達したと判断して、夏のお盆明けに予約を入れて、工事が完了したのが12月の中でした。工事の順
-
2016.03.03
No.6「欠陥工事はコンストラクションマネジメントの欠如で起きる」
この記事から読取れる注目点は、次の3点です。 設計ミス コンストラクションマネジメントの欠如 建築工事では、欠陥の責任を監理者はとらない この不備が発生した主要因は、建築された建物が公営住宅であった事にあります。公営住宅でのストーブ等の設備工事は入居者の負担であり、建築工事でそれらの設備工事は行いま
-
2015.10.30
No.5「通訳が必要」
前回一例として紹介しました、「発注者が知る事が出来ない不具合」を読まれてお気付きと思いますが、物造りの現場にいる施工管理の担当者は不具合に気付いているのに、書類作りをしている施工監理の担当者は、物造りの現場の声を封じ込め、書類だけで工事を把握しようとする結果、出来上がった建物を評価するのではなく、提
-
2015.09.28
No.4「餅は餅屋」
「餅は餅屋」とは、何事においても、それぞれの専門家にまかせるのが一番良いということのたとえですが、いざ建物を建てたいと思ったときに「さて誰に依頼しようか?」とまずは考えます。 一般的な住宅なら、ハウスメーカーや建築工務店ですね。大きな建築物件なら、建築設計事務所に依頼して、設計してもらい、設計事務所
-
2015.08.05
No.3「知りたくはないと思いますが」
東京オリンピックのメイン会場となる、新国立競技場の建設デザインの白紙撤回に関連して出てきた読売テレビの 2015.07.25 に放送されたニュースで、 白紙撤回になった時点ですでに使われたお金について報道されました。内容は以下になります。 デザイン料:(ザハ・ハディド氏に支払われたお金) 14億7千